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r>gとは
こんにちは!うさわっしょいです。
本日はフランスの経済学者トマ・ピケティ氏が書いた「21世紀の資本」という本の中の概念をご紹介します。この本、日本では2014〜15年に一時的にブームとなっておりまして、未だこの時の事を覚えている人も多いのではないでしょうか。
ピケティ氏はこの本の中で「rは常にgより大きいという式が成り立つ」
すなわち
r>g
ということを様々なデータから立証しました。
rとは 資本収益率 = 株や不動産などの収益率
gとは 経済成長率 = 労働による賃金アップ率
究極に要約すると、労働の賃金よりも株や土地の成長率の方が大きいよ!常に!って事なのです。
g
https://www.sankeibiz.jp/workstyle/amp/210326/ecd2103261830004-a.htm
労働組合の連合によると定期昇給とベースアップを合わせても昇給率の平均は2%に満たないという現実がこの記事では記載されています。
確かにサラリーマンとして新卒で入社した際の月給が20万円強で、その後の昇給は年1回5000円〜良くても1万円程度という方が多いのではないのでしょうか。
r
https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/data
リーマンショックの影がまだ残る2011年の大発会(その年の1番最初の取引開始)時の日経平均株価は10352円でした。2015年大発会時点では約17000円。2021年現在は30000円前後で推移しています。
日本は長期に及ぶデフレで勢いに陰りがありますが、NYダウはリーマンショックなどで時折一時的に下がることもありましたが、過去40年間で年平均9%上昇しています。
株は天変地異や不景気などによって下がる事もありますが、長い目で見ると定期昇給を超える割合で上昇を続けてきたのです。
これにより、株や資産を転がしながら会社経営をする資産家と、貯金だけする労働者との格差は広がってしまいます。
資産家はrの力を大いに使っているのに対し、働くだけの労働者はrの力を使っていないからです。
労働者でありつつ、いち早く豊かになりたいと考えるのであればrの力を使う為に株式投資などでその恩恵を享受する必要があります。
辛い現実ではありますが、この資本主義を生きるにあたったはこういった事も考えて、始められることから始めてみましょう。
以上、うさわっしょいでした!
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