GDPとはなんぞや ~経済成長に関するニュースを読み解くためのキーワード~

こんにちは、うさわっしょいです。

ニュースで「日本のGDPは」とか「アメリカのGDPは」とか聞く事って多いですよね!

この類の経済ニュースがお経に聞こえちゃう人、

それはないにしても、

とりあえずその国が成長してるかしてないかの指標でしょ?けどそれ以上は分からない、、

という方は多いのでは??

これ知っときゃちょっと経済ニュースが分かるようになるわ!今日はそんな一助を担いたいと思います。

日本のGDPは世界第3位。中国が近年2位に浮上してきたとかって言いますよね。

目次

GDPとは日本語にすると「国内総生産」

ざっくり言うと、

1年とかの期間で国内においてどのくらい稼がれたのかを表します。

「国内」の総生産なので、例えばトヨタが海外の拠点で稼いだ額はこのGDPには含まれてきません。

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GNP(国民総生産)

似た言葉にGNP「国民総生産」があります。

これは日本国籍の人の稼ぎを全て合わせたものの指標。場所ではなく、人に重きを置きます。

メジャーリーグのリーグMVPに輝いた大谷翔平選手の稼ぎはこのGNPに含まれます。

ロサンゼルス・エンゼルス 大谷翔平選手(MLB公式サイトより)

彼の活躍の舞台はアメリカであり、日本国内ではない為GDPには含まれません。

逆に日本のプロ野球で活躍するビシエド、ソトなどの外国人選手の稼ぎはGNPに含まれないですが、GDPには含まれます。

中日ドラゴンズ ビシエド選手  と  横浜ベイスターズ ソト選手 (それぞれスポーツナビより)

経済成長率

そして、1年でどれほどその国が成長したかをGDPの数字を使って求めることができます。

(その年のGDP÷前年のGDP -1)x100

これが経済成長率というものです。

日本の1960年代や70年代の経済成長率は凄まじかったが、近年は低成長なんて言われたりしますね。

良き日本の高度成長期。イケイケな1950年代後半〜70年代 – うさわっしょいの呟き (usawasshoi.com)

次に、2つのGDPの違いの説明をしていきます。

名目GDPと実質GDP

世の中、物価というものは常に変動していきます。

これを考慮するかしないかでGDPはこの二つに分類されます。

名目GDP …その時の価格で算出

実質GDP …名目GDPから物価変動分を差し引いたもの

前年は240万で売っていた車が3000台、

今年は利益率確保の為に同じ車を270万円に値上げした上で2800台が売れたとします。

前年のGDPは

240万 x3000        72億円

そして、この年においての名目GDPは

270万 x 2800        75.6億円

一方、この年の実質GDPは物価変動分を差し引いて計算する為、前年の単価を適用して計算します。

250万 x2800        70億円

となります。

今回の例で行くと、前年に対し名目GDPは成長していますが、実質GDPは後退しています。

この時、自動車メーカーは売上アップとなりましたが、値上げによって人々の消費が滞ったという見方ができるのです。

名目GDPは額、実質GDPは数に着目していると言えます。

(日本経済新聞電子版 2021年11月15日配信分より抜粋)

国民の消費が増えているかどうかを伝えるニュースにおいてはこうして実質GDPが紹介されます。

これでなんとなく、これからの経済ニュースが理解できそうですね!

四半期ごとに国内や海外のGDP成長率に関するニュースが出てきます。

こうしたニュースが分かることによってどこの業界へ投資するかも読み解けるようになります。

ぜひ今回の記事を参考してみてくださいね。

うさわっしょいでした。

ではまた!

国民経済計算(GDP統計) – 内閣府 (cao.go.jp)

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